空前のサウナブームが起こっていることで、サウナ付き住宅の購入を考えている方が増えてきています。しかし、もしサウナ付き住宅をリセールしたくなったとき、サウナ付き住宅はリセールできるの?と疑問に思う方もいるでしょう。そこで今回は、サウナ付き住宅はリセール可能なのか、リセールしやすいポイントはあるのか、について解説していきます。サウナ付き住宅はリセール可能?引用元:photoACサウナ付き住宅がリセール可能かどうかについては、まだ日本にサウナ付き住宅が浸透していないことから現在のところは実例が少なく、市場には出てきにくい状況です。そのため確定的なことは断言できませんが、現在のサウナ人気の状況と、今後もますますサウナ人気が高まっていく可能性がある状況から、サウナ付き住宅はリセール可能になると考えられます。その理由としては、サウナーの人口が増加傾向にあることサウナ付き住宅は希少価値が高いサウナ付き住宅に住むのはほとんどが富裕層という点からです。さらに詳しく解説していきますので、サウナ付き住宅のリセールに興味がある方は読み進めてみてください。日本ではまだめずらしいサウナ付き住宅ですが、サウナ発祥の国フィンランドでは1つの住宅に1つにサウナが当たり前。日本の住宅にお風呂がついているような感覚です。サウナ人気が高まっていけば、日本にもそんな未来が訪れるかもしれません。サウナ付き住宅がリセールしやすいと考えられる理由引用元:株式会社フェザーホーム公式ホームページサウナーの人口が増加傾向コロナ禍に入りサウナ人口は減少傾向にありましたが、徐々に回復してきています。日本サウナ総研の「日本のサウナ実態調査2023」によれば、2022年時点で日本のサウナ人口は約16,815,321人に達したとのこと。最近では、サウナ付き住宅の人気も急上昇しています。大手不動産会社の検索サイトがサウナ付き住宅に絞って検索できる仕様に変更したり、分譲マンションにオプションでサウナを追加できるプランなどを発表。このことからも、サウナ付き住宅の人気の高まりが垣間見えます。また、サウナ人口に対して、サウナ施設が少ないという現状もあります。サウナーの中には、自宅でサウナを楽しみたいという方もでてくるでしょう。サウナーの人口はこれからも増加傾向が続くと見られているので、サウナ付き住宅の需要も高まっていくと考えられます。サウナ付き住宅は希少価値が高いlサウナ付き住宅の人気が高まってきているとはいえ、日本ではまだまだサウナ付き住宅は数が少なく、希少価値が高いです。サウナー人口に対してサウナ付き住宅の数が少ないため、サウナ付き住宅をリセールに出せば、欲しいと思っている人の数のほうが圧倒的に多いと想定できます。特に都心部でサウナ付き住宅のニーズが高いと考えられているので、都心部にサウナ付き住宅を購入するとリセールにつながりやすいかもしれません。実際に、保土ヶ谷の空き家をサウナ付き物件にリノベーションしたマンションが、空室待ちも発生しているほど人気なのだとか。さらに、ほかのサウナ付き住宅と比較したとき、サウナーが大事にしている外気浴スペースにもこだわると差別化するポイントになります。引用元:テレ朝newsサウナ付き住宅に住むのはほとんどが富裕層日本でサウナ付き住宅はまだ希少価値が高く、実際に賃貸のサウナ付き住宅を見てみても、富裕層をターゲットとしている物件が多い印象です。また、経営者や投資家などの富裕層が、サウナでととのうことのよさを積極的に発信しています。代表的な人が、Yahoo!の親会社でトップを務める川邉健太郎社長です。日経ビジネスに掲載されているインタビューでは、こだわって造った自宅サウナに対する愛を語っています。このような理由から、優秀な人はサウナに行くというイメージが浸透してきている状況です。サウナ付き住宅に住むのがほとんど富裕層ということは、リセールしやすい状況にあるということ。まとめると、サウナ付き住宅は高級住宅としての需要があり、リセール時にも魅力的な選択肢となる可能性が高いということです。リセールを意識した家づくりで気を付けること引用元:photoACサウナ付き住宅のリセールのポイントですが、現時点でサウナ付き住宅がリセールしやすくなる具体的な例はありません。しかし、一般的な住宅がリセールしやすくなるポイントは存在します。一般的な住宅の基準を参考に紹介するので、サウナ付き住宅のリセールを考えているなら参考程度に目を通してみてください。立地選びが重要住宅のリセールを考えるなら、立地選びは最重要ポイントだと言っても過言ではありません。立地は、住宅の価値を左右する大事なポイントです。おすすめの立地としては、最寄駅へのアクセスが徒歩10分以内の場所です。また、バス停、学校、高速のインターから近く、交通の便がいい場所にあることなども重要です。将来の購入者も便利なアクセスを求めることが多いため、アクセス性が高い場所がリセール価値を高めます。ほかにも、スーパーマーケット、ショッピングモール、レストランなどの商業施設が近くにあると、人気が高まりやすいです。しかし、この点には注意も必要で、実際30年後に近所のスーパーマーケットが存在しているかどうかの保証はありません。もし、近所のスーパーマーケットやショッピングモールがなくなってしまったとき、土地値が暴落するのを避けるため、このポイントだけに絞った立地選びは避けるようにしましょう。また、周辺地域の将来の発展性も考慮すべきポイントです。新しい施設やインフラの整備が計画されているエリアは、将来的な需要が期待できるため、リセール価値が高まります。敷地の高低差を確認敷地内の高低差が少なく平坦な土地は、一般的に資産価値が高い傾向があります。このような土地では建築コストが低く抑えられ、需要も高まります。高低差のある土地の典型的な例は、玄関まで階段を上がらなければいけない土地です。階段の設置に工事費がかかり、平坦な土地に住宅を建てるよりも建築コストが上がってしまうことは明白です。住宅のリセールを考えるなら、敷地の高低差も配慮してほしいポイントです。鉄骨造りがおすすめ住宅の資産価値は鉄骨か木造かによっても異なります。20年〜30年くらいの年月で見ると、鉄骨造りのほうが資産価値が残りやすい傾向があるため、あまり長く住む予定がないなら鉄骨造りがおすすめです。しかし、この点にも注意するポイントがあります。もし、50年以上住む予定がある場合、鉄骨にしろ木造にしろ建物自体の資産価値はゼロになります。そうすると、建物を解体しなければ土地を売ることもできません。鉄骨造りだと、木造よりも多額の解体費がかかることになってしまうので、住む年数によっても鉄骨か木造かの判断が必要です。その土地に合った間取り極端にいうと、単身者が多く住んでいる都市部にファミリー向けの4LDKの住宅を建てても、そこに住みたいと考える方は少ないでしょう。その土地に合っていない間取りの住宅を建ててしまうと、リセールに出してもなかなか買い手が現れず、価格を落とさなければ売れないという事態も起きかねません。住宅のリセールを考えるなら、その土地に合った標準的な間取りの家を建てることが大切です。外装や内装は落ち着いた色合いでまとめるあまりにも自分の趣味を取り入れた色合いやデザインの注文住宅を建ててしまうと、気に入る人が現れず、買い手が見つからないという事態も起きかねません。注文住宅と建売住宅を比べると、リセールしやすいのは建売住宅だと言われています。その理由としては、住宅のスタンダードな形が多くの方に受け入れてもらいやすいからです。内装のクロスは白でまとめたり、外装にも目立った特徴がない住宅はリセールしやすい傾向にあります。信頼できるハウスメーカーで建てる住宅を建てる際、信頼できる大手のハウスメーカーなら、その品質において一般的に高い評価を受けているため、リセールしやすくなる傾向があります。将来の購入者に品質や住宅の性能において高い安心と信頼性を提供することでしょう。将来的な住宅のリセールを考えているなら、信頼性のあるハウスメーカーを検討してみてください。サウナ付き住宅はリセールできる可能性が高い!引用元:株式会社フェザーホーム公式ホームページサウナ付き住宅の人気は高まっているところなので、今後ますます需要が高まっていくことでしょう。現時点では富裕層からの人気が高いサウナ付き住宅ですが、一般の方にも人気が高まっていくにつれて、フィンランドのようにサウナ付き住宅が当たり前になる未来もやってくるかもしれません。サウナ付き住宅はリセールできる可能性が高いので、サウナ付き住宅の購入を迷っている方は、リセールのしやすい住宅を考慮しながら購入を検討してみてはいかがでしょうか。