サウナに入る際、どのようにすれば効果を得られるのか・サウナに入る際はどのようなポイントに注意すればいいのか悩む人もいるのではないでしょうか。特に初心者がサウナの入り方を間違えると、本来得られるはずの効果を得られないこともあります。そんなトラブルを防ぐため、この記事では正しいサウナの入り方についてまとめました。合わせて、サウナに入る際の注意点やマナーについても紹介しています。サウナの効果を得るのはもちろん、入浴中のトラブルを避けるために、ぜひ参考にしてください。正しいサウナの入り方引用元:photoACサウナは入り方を間違えると、体調不良や身体への悪影響につながります。自分の体を守るためにも、必ず以下の流れに沿って入るようにしましょう。①事前に水分補給しておく②頭や身体を洗う③サウナ室に入る④水風呂に入る⑤サウナで出た汗や汚れを流す⑥外気浴を行う初心者が正しくサウナに入浴できるよう、それぞれの詳細を詳しく解説していきます。①事前に水分補給しておくサウナに入る際は、事前に水分補給しておくようにしましょう。サウナでは多量の発汗を伴うため、水分補給をしておかないと脱水症状に陥ってしまう可能性があります。仮にサウナに入る前に喉が渇いていなかったとしても、必ず水分補給しておくべきです。サウナに入っているときに喉が渇いたと感じた時点で、既に脱水が引き起こされていることもあります。コップ一杯程度の水で構いませんので、サウナに入る前は必ず水分補給する等にしてください。②頭や身体を洗うサウナに入る際は、すぐにサウナ室に入ってはいけません。事前に頭や身体を洗っておくことが大切です。頭や身体を洗うのは、サウナ室に入る前のマナーともいわれています。自分ではあまり汚れていないと感じていても、実際は汗や汚れが身体に付着しているかもしれません。さらに、汗や汚れによって毛穴が詰まっていると、なかなか汗をかきにくいといったデメリットも生まれます。サウナの効果をしっかりと得るためにも、頭や身体は必ず洗っておきましょう。③サウナ室に入る水分補給や身体を清潔にするのが済んだら、サウナ室に入りましょう。サウナに入る際はできる限り身体の表面についている水分を拭き取るのがおすすめです。サウナに入るときに身体が濡れたままだと、水分が一気に高温となり、体表温度が上がります。結果として身体の芯が暖まる前に限界を迎え、サウナの効果が薄れてしまうのです。また、身体を冷やしてから入るのもあまりおすすめしません。どちらかといえば身体を暖めてからサウナ室に入ることが推奨されているため、できるだけお湯に浸かってからサウナへ入るようにしましょう。④サウナで出た汗や汚れを流すサウナ室から出た後は、水風呂に入ることで効果が高まります。しかし、水風呂に入る前は必ずサウナで出た汗や汚れを流すようにしましょう。汗や汚れを流さずに水風呂や外気浴をするのはマナー違反です。他の人が不快にならないよう、しっかりとシャワーやかけ湯を利用して汚れを落としましょう。汗や汚れをそのままにしておくと、毛穴に汚れが詰まってしまう可能性もあります。結果、サウナに繰り返し入浴する際の効果が薄れてしまうこともあるため注意してください。⑤水風呂に入るサウナ室に入った後は、水風呂に入って身体を冷やします。水風呂に入るのは1~2分程度で十分な効果を得られるため、無理する必要はありません。また、サウナ初心者だと水風呂が非常に冷たく感じる場合もあります。その際は、手足に水をかけるだけでも問題ありません。サウナへ通う回数を増やしながら、水風呂にも徐々に慣れていきましょう。水風呂に入る際は、急に入らないように注意してください。身体に大きな負担がかかるため、心臓より遠い位置から徐々に冷やしていくのがおすすめです。⑥外気浴を行う水風呂に入浴した後は、外気浴を行います。サウナでととのうために必要な工程で、心身ともにリラックスするようにしましょう。なお、外気浴をする際は水風呂で身体についた水滴をしっかり拭き取る必要があります。水滴がついたままだと、体温が急激に下がってしまう可能性もあるでしょう。外気浴をする際は、水分補給することも忘れないようにしてください。水分補給を忘れて再度サウナに入ると、脱水を引き起こすリスクが高まり、その後のサウナを満足に楽しめません。サウナの入り方に関する注意点引用元:photoACサウナの入り方に関する注意点として、以下の4つを抑えておきましょう。サウナに入る時間は10分程度を目安にする体調が悪いときはサウナに入らないサウナ後の水分補給を忘れない髪を保湿するようにする特にサウナ初心者の場合、上記を知らないと思わぬトラブルにつながる可能性も考えられます。それぞれの詳細について、詳しく見ていきましょう。サウナに入る時間は10分程度を目安にするサウナに入る際は、あまり長時間入ってはいけません。10分程度を目安にして、休憩をはさむようにしましょう。回数についても、入浴を3~4回繰り返す程度で十分といわれています。あまり長時間入っていると、のぼせてしまったり脱水を引き起こしたりしてしまうかもしれません。結果として体調不良につながり、自分自身が困ってしまいます。サウナ初心者の場合は、無理をせず5分程度入るのでも効果的です。自分のコンディションと相談しながら、適切な入浴時間を判断しましょう。体調が悪いときはサウナに入らないいくらサウナに入りたくても、体調が悪いときに入ってはいけません。体調不良の時に体温を上げたりたくさん汗をかいたりすると、立ちくらみや脱水症状などのリスクが高まります。特に何か持病を持っている人は、サウナに入ってよいかどうかを医師に相談しておくと安心です。なお、妊娠中や10歳以下の子どもはサウナの入浴を禁止している施設も多くあります。加えて、アルコールを飲んだ後もサウナの入浴は推奨されません。普段よりも脱水症状を起こしやすくなっているため、体調不良のリスクが生まれます。サウナ後の水分補給を忘れないサウナに入った後は、必ず水分補給を忘れないようにしましょう。1回入るだけでも大量の汗をかき、水分補給をせずに2回・3回と入ると、脱水症状を引き起こします。サウナ後はもちろんですが、サウナに入る前や休憩中なども定期的に水分を取るようにしてください。ただし、あまりに多量の水分を補給するのはおすすめしません。急激に水分を補給しすぎると消化が追い付かない・体内から急激に冷えてしまうといったトラブルにつながる可能性があります。髪を保湿するようにするドライサウナに入る場合は、髪をしっかりと保湿する必要があります。保湿しておかないと、髪が傷んだりはげてしまったりするリスクが生まれてしまうでしょう。髪の保湿方法はさまざまですが、サウナハットや濡れタオルなどで髪を保護するのが効果的です。もし余裕があれば、ヘアオイルを使った保湿方法もあります。また、水分補給は髪に必要な水分を届ける役割があることも覚えておきましょう。髪の内部が乾燥してしまうことで、パサつきや枝毛などの原因にもなりかねません。サウナの入浴マナー引用元:photoACサウナの入浴マナーを守らないと、自分も他の利用者も快適にサウナを楽しめません。特にサウナ初心者は、以下3つのポイントを守るようにしましょう。サウナ室では会話を控える水風呂に入る前に汗を流すサウナマットやタオルを敷いて座るサウナ室でのトラブルを回避するためにも、知っておくべきポイントばかりです。各内容について、詳しく解説します。サウナ室では会話を控えるサウナに入るときは、室内での会話を控えるようにしましょう。多少の会話なら問題ないことが多いものの、常に喋っているのは周囲の人に迷惑が掛かります。もし会話をする場合は、できる限り小声でするようにしてください。もちろん小声ならいくら喋ってもいいわけではなく、必要最低限の会話で留めるべきです。昨今では感染症対策の観点から、黙浴を推奨している施設も増えています。静かな空間だからこそ小さな音でも目立ってしまうため、極力会話はしないようにしてください。水風呂に入る前に汗を流すサウナ室から出た後に水風呂へ入る際は、必ず事前に汗を流してください。汗を流さずに水風呂に入るのはマナー違反で、浴槽内が清潔に保てなくなってしまいます。さらに体温が高いまま水風呂に入ると、水温を保てません。しっかりと体温を下げたいにもかかわらず水温が上がっていると、利用者の不満にもつながります。サウナを利用している人が全員快適に利用できるよう、かけ湯やシャワーを利用して汗や汚れを流すことを忘れないでください。サウナマットやタオルを敷いて座るサウナを利用する際は、サウナマットやタオルを敷いて座るようにしましょう。そのまま座るのは衛生的な観点からよくなく、次に利用する人へも影響を及ぼします。サウナマット・タオルはどちらを利用しても問題ありません。ただし、タオルを利用する際はできるだけ水分を絞ってから利用するようにしてください。また、サウナ初心者の場合はサウナマットを持っていないことも十分に考えられます。施設側で用意されているケースも多いため、サウナ室を衛生的に使用するためにも活用するようにしてください。サウナの入り方に関するまとめ引用元:photoAC今回はサウナの入り方に関する内容をまとめました。サウナの入り方を理解しておかないと思わぬトラブルにつながることもあるため、必ず内容を確認しておきましょう。特にサウナ初心者は、誤った方法で入っていることも十分に考えられます。結果としてサウナの効果を最大限発揮できないかもしれません。その他、サウナに入る際はマナーを守ることも大切です。自分だけが良ければいいと考えるのではなく、周囲の利用者全員が気持ちよくサウナを楽しめるよう、注意点についても確認しておいてください。