サウナの効果は、リラックス効果や疲労回復だけでなく、免疫力の向上や美肌効果、ダイエットなど性別問わず大きな効果があります。そこで本記事では、サウナで得られる数多くの効果や利用時の注意点など紹介します。この記事を参考にして、快適にサウナを活用してみてください。サウナの種類引用元:株式会社フェザーホーム公式HPサウナの種類とは、大きく分けると下記の2種類が挙げられます。乾式サウナ(ドライサウナ)湿式サウナ(スチームサウナ・ミストサウナ)それぞれの違いについて、順に紹介していきます。乾式サウナ(ドライサウナ)乾式サウナとは、昔から日本に取り入れられている高温低温のサウナで「カラカラタイプ」のものです。温度や湿度は下記の通りです。温度:80℃から100℃湿度:10%発汗までに時間がかかってしまうので、デメリットに感じる人もいますが、思いきり熱されて発汗できます。血行促進の効果があるので、疲労回復だけでなく肩こりや腰痛などの症状がある人におすすめです。水風呂とも相性がいいため、爽快感を味わいたい人にもおすすめのサウナです。湿式サウナ(スチームサウナ・ミストサウナ)湿式サウナとは、前述の乾式サウナより熱を感じやすいのが特徴的です。温度は40℃から60℃で低めに設定されていますが、湿度が100%なので、熱さを重視している人に向いています。また、温式サウナはスチームなのかミストなのかで、方式が異なります。具体的な違いは下記の通りです。スチームサウナ(気体):蒸気のため下から上に上がる方式ミストサウナ(液体):水を霧状に噴出するため上から下に下がる方式肌や髪質を乾燥ダメージから守りたい人にもおすすめなのが、温式サウナです。サウナによる7つの効果引用元:株式会社フェザーホーム公式HPサウナによる効果は、下記の7つが挙げられます。リラックス効果体温調整機能の改善免疫力のアップ睡眠の質向上疲労回復効果美容・美肌効果ダイエット効果それぞれについて、効果を紹介していきます。1.リラックス効果サウナに入ると筋肉の硬直が解け、リラックスすることができます。人は緊張状態にあると筋肉の圧縮だけでなく血流が悪くなり、血圧が高くなったり、動悸が激しくなってしまいます。これらの症状を緩和するのにサウナは効果的です。また、サウナは、日頃仕事に追われている人やデジタルデトックスしたい人などにとって、落ち着ける空間であるといえます。人によっては、目を瞑ってゆっくりと呼吸して心を落ちかせています。つまり、結果としてサウナに入ると緊張した筋肉がほぐれるだけでなく、ストレスの緩和にもつながるのです。2.体温調整機能の改善サウナに入ると、人間が持つ機能である汗腺を正常化できるので、体温調整機能の改善が見込めます。現代社会において、夏場は冷房に頼り冬場は暖房に頼った快適な環境に身を置いている人もいます。快適な環境は室内と室外の温度変化は、大きな負担を体に与えてしまいます。なぜなら、汗腺機能の衰弱から、汗をかきたいタイミングで発汗できない恐れがあるからです。発汗できないと十分な体温調整が難しくなり、最悪の場合体調を崩してしまう恐れもあります。つまり、サウナは現代社会において体温調整機能の改善ができるので、見逃せない効果になっています。3.免疫力のアップサウナでは、免疫力のアップという面でも期待ができます。サウナで期待できる免疫力のアップとは、深部体温の上昇にあります。深部体温が上昇すると免疫細胞が活性化する以外にも効果があります。たとえば、HSP(ヒートショックプロテイン)と呼ばれる免疫細胞の修復をしてくれるタンパク質を増加できるので、結果として免疫力のアップにつながります。4.睡眠の質向上サウナに入ると、睡眠の質を向上させてくれます。なぜなら、前述した深部体温が関係しているためです。サウナは深部体温より表面の温度である末梢体温を高くさせる作用もあります。末梢体温のほうが高くなると、安眠効果が見込めるのでおすすめです。そもそもサウナは、運動後のような疲労感もあるので結果として、ゆっくり眠れる状態を作り出せます。眠りが浅い人や寝付けない日が続いている人など、睡眠の悩みを抱えている人はサウナに入ると改善が見込めます。サウナに入った経験がない人は1度入ってみてはいかがでしょうか。5.疲労回復効果サウナには疲労回復効果もあります。また、運動や仕事などで肉体的な疲労があった後に入ると、その効果を高めてくれます。特におすすめなのが高温サウナでの刺激浴です。そもそもサウナに入る前は、入浴して発汗しやすい状況を作り出してから入ります。十分に発汗させることで、サウナに入った後は疲労感がありますが、水分補給とゆっくり過ごすといった時間を確保すると、疲労回復につながります。逆にストレスを緩和したい人には、低温サウナがおすすめです。低温サウナは高温サウナに比べると、長時間入れます。前述したように目を瞑ってゆっくりとした時間を過ごすと、ストレスを緩和できるのでおすすめできるのです。6.美容・美肌効果サウナに入ると血流がよくなるので、美容や美肌効果があります。また、血流がよくなると胃腸の働きも活性化されるので、食欲の改善や便秘気味の人にもおすすめです。そもそも血流は、栄養を運ぶだけでなく老廃物の排出などの役割があります。栄養をしっかりと体中に巡らせ、不要なものを排出していくと肌のつやにも影響があります。サウナには、前述の通り疲労回復や睡眠の質が向上するので、体の中から綺麗になっていくのです。老廃物を大量の汗と共に流せれば、ニキビの原因であるアクネ菌の繁殖も抑えられます。注意点として、大量の汗をかいた後は保湿しておかないと、肌荒れの原因になってしまうので気をつけておきましょう。7.ダイエット効果サウナに入ると、痩せやすい体を作れます。注意点として「サウナに入れば痩せる」と認識しないようにしましょう。そもそもサウナに入れば、代謝が上がるので脂肪燃焼の効果が高くなります。また、前述の通りサウナには疲労感を与えてしまいますが、運動後に溜まる乳酸を汗で流してくれます。この乳酸が溜まったままだと脂肪燃焼の効果が下がってしまうので、サウナにはダイエット効果もあるのです。また、サウナに入ると体臭の改善もできます。体臭の原因は、汗腺の働きが不十分だと発生してしまいます。そこでサウナに入れば汗腺機能を向上させ老廃物を排出により、体臭の改善が可能です。サウナを利用する際の5つの注意点引用元:株式会社フェザーホーム公式HPサウナを利用するには、注意点があることも理解しておく必要があります。今回紹介する注意点は、下記の5つです。水分補給をする利用直前に食事をしない長時間の利用は避ける運動前より運動後に利用する場所によって温度違う順番に対策を踏まえて紹介していきます。1.水分補給をするサウナは大量の汗をかくので、水分補給を忘れないようにしましょう。体内の水分は汗として排出されます。1度で大量の汗をかくので、最悪の場合として脱水症状になってしまう恐れがあります。脱水症状などのリスクを回避するには、サウナに入る前や休憩中、サウナ後の最低でも3回はしっかりと水分補給しておきましょう。水分補給と言っても「水分ならなんでもいいのか」と思うと危険です。汗をかいた後はミネラルが不足してしまうので、ミネラルウォーターのようにミネラルが豊富に入っているものを選びましょう。2.利用直前に食事をしないサウナに入る直前の食事をおすすめできない理由は、消化不良です。消化不良になってしまう原因は、血流が関係しています。サウナに入ると末梢体温が高くなるので、皮膚に流れる血液量が増えていきます。皮膚に流れる血液量が増えると、胃腸に影響が出てしまうのです。そもそも消化には胃腸に十分な血液が必要です。つまり、皮膚に集まった血液は結果として、胃腸に十分な血液が不足してしまい、消化不良になってしまいます。サウナに入る前に何か食事をしたい際は、消化に良いものを選びましょう。3.長時間の利用は避けるサウナに長時間入らないほうが良い理由は、前述した脱水症状だけでなく熱中症のリスクがあるからです。そもそも熱中症が起きると下記のような症状があります。めまい立ちくらみ頭痛筋肉の痺れ上記のような症状にならないよう、サウナの利用時間には注意が必要です。たとえば100℃のサウナであれば5分が目安で、50℃前後のサウナであれば10分が目安です。何より、いくら目安といっても熱中症のような症状を感じた場合は、我慢せずに休憩したり水分補給したりしましょう。前述した効果がたくさんあるサウナも、利用する時間が長すぎると逆効果です。利用の目安はあくまで目安なので、自分の体と相談しながら快適に利用していきましょう。4.運動前より運動後に利用するサウナに入るタイミングは、運動前に利用しないようにしましょう。なぜなら体に大きな負担を与えてしまうからです。そもそもサウナは、体温の上昇があるものなので、上昇した体温のまま運動してしまうと逆効果です。逆に運動後の利用には、メリットがたくさんあります。たとえば、疲労回復の効果です。前述したようにサウナは疲労回復の効果があるので、運動後に適しています。しかし、軽い運動をした後に「体を休める目的」で利用するようにしましょう。何より運動した直後ではなく、1時間程度のクールダウンをしてからサウナに入るよう心がけてください。5.場所によって温度違うサウナは場所によって温度が違うと認識したうえで利用しましょう。具体的には、座る場所です。サウナは座る場所によって温度が変わってくるのです。そもそも熱は上に行けば行くほど温度が上昇しています。つまり、座る場所が高ければ高いほど、温度が変わってくるのです。言い換えれば低い場所に座ると低い温度でサウナを利用できます。たとえばサウナ初心者の人や利用頻度が多くない人は、下段に座ると80℃前後の温度で利用できるので、おすすめです。また、ロウリュウサウナはストーブ横が1番高温なので、温度を気にしたい人は場所も考慮して利用しましょう。まとめ引用元:株式会社フェザーホーム公式HP今回は、サウナの効果について多くのメリットだけでなく注意点を紹介しました。サウナに入るとリラックス効果や疲労回復があるので、心と体のケアができます。また、免疫力の向上や美肌効果などもあるので、活用したいものです。しかし、サウナに入るタイミングや利用時間などによっては脱水症状や熱中症などのリスクもあります。今回紹介した注意点に配慮したうえで、サウナの効果を実感していきましょう。